2015年11月04日
東芝、横浜市から自立型水素エネルギー供給システム受注
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東芝

東芝は4日、横浜市港湾局から大黒埠頭の横浜港流通センターに設置する、自立型水素エネルギー供給システム「H2One」を受注したと発表した。官公庁からの受注は初めて。

「H2One」は、地震などの災害時に再生可能エネルギーと水素を活用して、当面必要なエネルギーを自給自足できるよう開発したCO2フリーの自立型水素エネルギー供給システム。

災害時に、水素タンクに貯蔵した水素を燃料電池で発電し、大黒埠頭内で72時間、情報のやりとりに必要な電力を供給する。平常時には水素製造装置で水素をつくり、蓄電量、発電量などを最適に制御する「エネルギー・マネジメントシステム(水素EMS)」により、電力のピークシフトおよびピークカットに貢献する。
横浜市は同システムの安定性や環境面のほか、災害時での電力供給の必要性などを考慮し今回の受注となった。