2015年11月04日 |
日本ゼオン、世界初CNT量産工場が完成、稼働へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:日本ゼオン |
日本ゼオンは4日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の成果をもとにスーパーグロス(SG)法を用いたカーボンナノチューブ(CNT)の世界初の量産工場を徳山工場(山口県周南市)内に完成し、11日から稼働開始すると発表した。今後、量産工場でどこまで製造コストの低減を図れるかが課題と同社ではみている。 SG法は、高速・大量合成が可能であり、SG法で得られるCNTは、従来と比較して、高アスペクト比、高純度、大表面積といった特長を持ち、新機高性能材料、次世代デバイス等への応用が期待される材料。 とくに、高性能キャパシタ、高機能ゴム材料、高熱導電材料のなどの革新的材料やデバイスに応用などの分野に需要拡大が見込まれる。 とくに、従来のCNT合成法と比較して、数百倍の成長効率を示すとともに、合成したSGCNTは基板から容易に分離できるため、品質を損なうことなく炭素純度99%以上の純度でSGCNTを簡便に回収することができることから、触媒使用量及び製造コストの大幅な削減が可能と期待されている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1446630408.pdf |