2015年11月10日
宇部火力発電計画「環境影響評価方法書」届出
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産

宇部興産は10日、電源開発(Jパワー)、大阪ガスと3社共同出資の「山口宇部パワー(YUP)」が同日、最新鋭石炭火力発電設備による「西沖の山発電所(仮称)」新設に関する、環境影響評価方法書(環境アセスメントの一部)を経済産業大臣に届け出たと発表した。山口県知事、宇部市長、山陽小野田市長にも送付した。

YUPは2015年3月宇部市に設立。資本金3.5億円で出資比率はJパワー45%、大阪ガス45%、宇部興産10%。今後は方法書の一般縦覧や現況調査など、環境に関する所定の手続きを経た上で建設工事に着手する。
工場敷地は宇部興産が保有する西沖の山地区(70万ヘクタール)用地を活用する。
総工費は約3000億円の見込み。2023年に1号機(60万KW)、2025年 2号機(60万KW)を運転開始の予定だ。

同発電計画に対しては今年6月、環境大臣から経産大臣あてに「意見」が提出されたが、「最先端、高効率設備を導入し、環境と調和した事業なので、関係当局の同意は得られると思う」としている。


■山口宇部パワーの会社概要
◇会社名 : 山口宇部パワー株式会社
◇本店所在地 :山口県宇部市
◇設立日 :2015年3月13日
◇代表者 :取締役社長 菅野 等(Jパワー執行役員)
◇設立時資本 :7億円(資本金 3.5億円、資本準備金3.5億円)
◇出資比率 : Jパワー45%、大阪ガス45%、宇部興産10%
◇事業内容 : 電気等供給事業
◇発電設備 :1,200MW(600MW 2基)石炭火力発電設備(予定)
◇運転開始 : 2023年:1号機 、2025年:2号機(予定)


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1447138419.pdf