2015年11月11日
資エ庁「燃料転換進む」14年度のエネ需給実績
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

資源エネルギー庁は、「わが国の燃料転換は着実に進んでいる」とする2014年度のエネ需給実績(速報)を10日発表した。

最終エネルギー消費量は石炭、石油、天然ガス、都市ガス、電力、蒸気・熱、再生・未活用エネルギーなど合わせて13,638PJ(ぺタジュール=10の15乗ジュール)で、前年度比2.7%減少した。省エネの進展等により4年連続のマイナスとなった。

部門別に見ると、企業・事業所などの部門が2.1%減、家庭部門が4.1%減、運輸部門が3.3%減と冷夏・暖冬の影響もあり家庭部門が最大となった。

一方、国内の一次エネルギー供給量は前年度比3.8%減少した。すべての原子力発電所が停止したことにより、原子力の比率がゼロとなった。一次エネルギーの供給は石油の比率が1.4ポイント減少したのに対して、天然ガスが1.1ポイント増、再生エネルギー(水力を含む)が0.6ポイント増と、燃料転換が進んだ。


ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/2015/11/20151110002/20151110002.html