2015年11月17日
中外製薬、「アバスチン」特許延長で有利判決
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は17日、最高裁判所第三小法廷がきょう、ロシュ・グループのジェネンテック社(本社:米国カリフォルニア州)と特許庁との間で争われていた、大腸がんにおける7.5mg/kg 投与間隔3週間以上の用法・用量一部変更承認に基づく特許権の存続期間の延長登録の可否について、延長登録は認められないとする特許庁の判断を取り消した知的財産高等裁判所大合議の判断を維持する旨の判決を言い渡したと発表した。

今後、同判決を踏まえて、再度特許庁で特許権の存続期間の延長を認めるか否かの審査が行われる。
同特許権はジェネンテック社が保有しており、中外製薬は同特許権の実施権者。
中外製薬は、今後も抗悪性腫瘍剤として「アバスチン」の適正使用を推進していく方針だ。

なお、これについての業績に与える影響については現在精査中。