2015年11月17日 |
クラレ、光の出射方向を制御可能なLED導光板開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ |
クラレは17日、光の出射方向をコントロールして、必要な方向にだけ集中して明るくできる、日本初の異方出射導光板を開発したと発表した。近くオープンする西条中央病院(愛媛県西条市)の新棟に採用された。 導光板には透明度の高いメタクリル樹脂シートに、独自のマスタリング(原盤製作)技術を使いミクロン単位の微細なパターンを成形した。反射光と屈折光により効率的に光を取り出し、光取出し効率~93%を実現。光の出射方向を高度に制御することで、必要な場所や方向を十分に明るくすることができる。 ■導光板異方照明の特長 (1)異方出射導光板で光の向きをコントロールすることで、必要な場所を集中して明るくできる。 (2)光取出し効率~93%の導光板とLEDの併用で、導光板照明では業界トップクラスの120lm/W を実現。 (3)導光板の厚さ3ミリ。電源内蔵型のLED照明として業界トップクラスの薄さ20ミリを実現。 (4)設置の自由度が高まることから、効率的なスペースの活用やデザイン性の高い空間設計が可能になる。 (5)折り上げ天井の隅や壁に光源を隠して設置するコーブ照明として使用できる。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1447730549.pdf |