2015年11月26日
古川NEDO理事長「企業への技術橋渡し機能強める」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:NEDO
古川一夫理事長

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の古川一夫理事長(元日立製作所社長)は26日、10月1日付で2期目を迎えたのを機に、初めて記者懇談会を開催し、当面の課題や今後の運営方針などについて語った。

この中で古川理事長は、今後のNEDOの役割について、「エネルギー・地球環境問題の解決と産業技術力の強化が重点課題。とくに革新的な技術シーズを民間の事業創造につなげる橋渡し機能を強化していきたい」と強調した。

また、新たな任期に入り、今後のNEDOのあり方について、「投資効果の早期実現と最大化を掲げて、新任期に臨みたい」と語った。「研究開発成果と言わずに、投資効果と言ったのは、ナショナルプロジェクトだけでなく、中堅・中小・ベンチャー企業への支援業務を含めて、効果を生み出したいとの考えからだ」と指摘した。

また、NEDO職員に向けた運営理念については「勝つ戦略、有言実行、基本と正道という3つのキーワードを新たに掲げた」と語った。