2000年09月29日
化学物質安全政府間フォーラム、来月ブラジルで開催
厚生、環境、通産の各省の担当官が出席
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

 化学物質の安全性問題を所管する世界各国の行政機関の担当者による国際フォーラム「IFCS=化学物質の安全性に関する政府間フォーラム」が10月13日から20日までの日程でブラジルのエル・サルバドールで開催されることが決まった。
 今回は97年のオタワ会合に続く第3回目のフォーラムで、およそ90カ国から環境・安全問題に係わる行政官が参加する見通しにある。わが国からは厚生、環境、通産の各省庁の課長や課長補佐クラスが出席する。また、ICCA(国際化学工業協会協議会)や日本化学工業協会など化学業界団体やNGOの代表なども参加することになりそう。
 IFCSは、92年リオデジャネイロで開かれた地球サミットにおいて採択された「アジェンダ21=21世紀に向けた地球環境の保護に関する行動計画」の第19章(有害化学物質の適正な管理)を履行するのに必要な円滑な国際協力を推進していく役割を持つもの。
 今回のフォーラムでは、化学物質の国際的なリスクアセスメントの問題全体を討議していくほか、発展途上国の化学物質管理体制に対する支援の在り方などについても情報と意見を交わしていくことになりそう。13日は地域セッションに当てられ、16日からが全体会合となる見通し。