2015年11月30日 |
ブリヂストン、ゴムの木の病害診断キット開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ブリヂストン |
ブリヂストンは30日、天然ゴム資源「パラゴムノキ」の仰臥位である根白腐病(糸状菌の一種)を簡単で迅速、正確に診断する画期的な簡易病害診断技術を確立したと発表した。 栄研化学が開発した遺伝子増幅法、LAMP法を応用してBS独自に解析した病原菌の遺伝子配列情報をベースに試薬キットを開発した。このキットを使えば、自然界のフィールドでも特別な装置を必要とせず、目視で簡単に病原菌の有無を確認することができる。 ブリヂストンは2010年からインドネシア政府機関や複数の大学と提携して同技術の開発を進めてきた。この技術の確立によって今後は根白腐病の早期発見や感染拡大の抑制が可能となる。また知識や経験がなくても被害を防ぐことができるため、農園管理面で高い効果が発揮できる。 モータリゼーションの進展に伴い天然ゴムの需要はさらに増大が見込まれているが、BSdえは今後さらにインドネシア当局や地元大学との連携を強め、同技術を通じて「パラゴムノキ」の保護と天然ゴムの安定供給に貢献していく方針だ。 |