2015年12月01日
カネカ子会社、JIMROと白血球吸着カラムで販売提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは1日、子会社のカネカメディックス(本社・大阪市、井口明彦社長)と大塚ホールディングス社傘下のJIMRO(本社:高崎市、茅野司郎社長)が、白血球吸着用カラム「アダカラム」の販売について、販売代理店契約を締結することで基本合意したと発表した。2016年1月からカネカメディックスが「アダカラム」の販売を開始する予定である。
「アダカラム」は、血液をいったん体外に連続的に取り出し、血液中の白血球のうち炎症に関与するとされている顆粒球および単球を選択的に吸着した後に体内に戻す体外循環治療に使用する白血球吸着用カラムで、体内の過剰な炎症反応を抑える。

日本国内では、2000年から潰瘍性大腸炎、2009年からクローン病に対して、2012年からは膿疱性乾癬に対して、保険が適用されている。各疾患とも患者数は年々増加しており、「アダカラム」は薬物療法に比べて安全性の高い非薬物療法として国内外で使用されている。