2015年12月01日
東レ、タイから東南ア最大の浄水用中空糸ろ過膜受注
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは1日、東南アジア最大となるタイ・バンコク市の膜ろ過水道浄水設備向けに、同社の中空糸限外ろ過(UF)膜「トレフィル」を受注したと発表した。「トレフィル」の納入は2016年中、プラント稼働開始時期は2017年の予定である。
今回、「トレフィル」の採用が決まったタイ・バンコク市の水道浄水設備は、1日当たり11万立方メートルの処理能力があり、タイにおける飲料用途向けの大型膜利用型プロジェクトの先駆けとなるものである。今回、耐久性やろ過精度といった性能面及び公共水道という点でのコスト面から東レの膜が選定された。
この設備は、三井物産とチョーカンチャン社が主要株主であるタイタップウォーター社により建設・運営され、タイ最大の河川であるチャオプラヤーの水を「トレフィル」で処理し、水質問題に悩むバンコク市民に高品質の水道水を供給する。