2000年09月29日 |
合成樹脂の特恵輸入が増加、消化率50%越える |
国内メーカーの値上げが刺激との見方も |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大蔵省関税局の調べによると、合成樹脂の特恵輸入に増加の兆しが見えはじめた。29日に集計した前日までの輸入累計総額は85億4,200万円で20日からの8日間に2億4,000万円増え、シーリング枠(169億3,000万円)消化率も50.4%と、50%を越えた。 輸入対象は7カ国だが、既に停止中のタイを除く6カ国すべての輸入が増え、とくにサウジアラビア、マレーシアからの増加が目立っている。国内樹脂メーカーの値上げが刺激しているのでは、との見方も出ている。 昨年は韓国、台湾、シンガポールが対象国となっていたこともあり、9月28日付で特恵扱い停止となっている。 28日現在の国別輸入内訳は次の通り。単位1000円(カッコ内は20日現在) ◇中国 623,269 (595,922) ◇タイ 4,793,635(停止中) ◇マレーシア 910,968 (878,644) ◇フィリピン 83,708 (82,326) ◇インドネシア 87,624 (72,218) ◇インド 485,768 (466,958) ◇サウジアラビア 1,557,760(1,412,841) ◇合計 8,542,732(8,302,544) |