2015年12月11日
昭電のHD、世界最大容量 10TBのHDDに採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は11日、同社が生産・販売するハードディスク(HD)が、世界最大の容量の10テラバイト(TB)のヘリウム充填型ハードディスクドライブ(HDD)に採用されたと発表した。

採用されたのは、同社が世界でいち早く2005年に生産・販売を開始した垂直磁気記録方式の3・5インチアルミ製HDでは第8世代となる製品。
デジタルデータの記録に広く使用されているHDDは、パソコン向けの需要が漸減する一方、クラウド化の進展によるデータ生成量の増加に伴い、データセンター向けの需要が増加傾向にある。

また、ヘリウム充填型のHDDは、非密閉型の垂直磁気記録HDDと比べて、消費電力が低減されることから、今後増加するデータセンターでの採用が進むと予想されている。同社は今後も世界最大のHDD外販メーカーとして、さらに事業強化を図っていく方針だ。