2015年12月14日
BS、米国ペップボーイズ社の買収価格 上乗せ決着
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ブリヂストン

ブリヂストンは14日、米国子会社ブリヂストン アメリカス インク(BSA)が進めてきた、大手自動車用品小売りチェーンのペップボーイズ社(本社:ペンシルベニア州)の買収について、10月に締結した合意契約を改定し、株式公開買付け価格を1株当たり現金15ドルから15・50ドル、買取総額で約8億6,300万ドル(約1,035億円)に引き上げることで合意したと発表した。

交渉はBSAの完全子会社であるブリヂストン リテール オペレーションズ(BSRO)とペップボーイズ社が行っていた。今回の価格引き上げは、ペップボーイズ社の取締役会がBSROの当初提案よりも優れていると判断した第三者
の競合提案に対応するために行った。ペップボーイズ社の株主は現金で約2,800万ドル(約33億6,000万円)の追加提案を受けたことになる。公開買付けは2016年1月4日午後5時に完了の予定。

ペップボーイズ社は1921年の創業。本社はペンシルベニ州アフィラデルフィアにあり、自動車タイヤの販売、自動車整備・補修、自動車用品の販売などを手掛ける米国大手の自動車用品会社。米国35州とプエルトリコに合わせて約800店舗を有し、2015年1月期の売上高は20億8,400万ドル。