2015年12月16日

日立、中外製薬のバイオ抗体原薬設備一式受注

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：日立製作所

日立製作所は16日、中外製薬の生産子会社である中外製薬工業から同社浮間工場（東京都北区）に新設するバイオ抗体原薬生産プラント向けの6,000リットル培養槽6基をはじめとする生産設備一式の設計・調達・建設を受注したと発表した。14日に起工式を行った。2016年1月に着工、18年7月竣工の予定。 新設プラントは、新規バイオ医薬品創出をめざして能力拡充を図るもので、少量多品種に対応した治験薬や商業用バイオ抗体原薬を生産する。 日立は1940年代にわが国最初の抗生物質製造用培養設備を納入して以来、約70年にわたりバイオ医薬品プラント事業を手掛けてきた。2013年9月、民間企業や大学、研究機関などによって設立された「次世代バイオ医薬品製造技術研究組合」に参加し、オープンイノベーションを通じて開発・量産化のスピードアップや収率向上など、健康問題や産業発展に貢献している。