2015年12月16日
11月のPVC実績 「国内需要に回復感」
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の宇田川恵一会長(東ソー社長)は16日の定例会見で、塩化ビニル樹脂(PVC)の11月国内出荷が2カ月連続のプラスとなったことについて、「2014年の消費税増税の反動が続いていたが、ようやく立ち直り感が出てきたようだ」、「今後、12月、1月がどうかだが、土木・建材関係の内需動向がポイントになる。恐らく、プラスが続くのではないか」と語った。

VECは16日、PVCと塩化ビモノマー(VCM)の11月生産・出荷実績を発表した。
PVCの生産は、13万2199トンで9か月連続のプラス。国内出荷は、8万9885トン、同1・9%増で2カ月連続の増加となった。用途別にみると硬質用、軟質用、電線その他用とも揃ってプラス。輸出は5万3542トンで12カ月連続のプラスといぜん好調。
出荷総計は14万3427トンで22・3%の大幅増、12カ月連続のプラスとなった。

一方、VCMは生産が22万9023トンで10カ月連続のプラス、出荷総計は22万1436トンで20カ月連続のプラスだった。

ニュースリリース参照

塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1450241666.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1450241666.xls