2015年12月17日
プラリサイクル工業会など「CFP宣言認定製品」登録
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:なし

全日本プラスチックリサイクル工業会(愛知県一宮市、植田常幸会長)と日本プラスチック有効利用組合(東京都中央区、岡田巧会長)の両団体は共同で、産業系廃棄物由来のポリエチレンとポリプロピレンのリサイクル率100%ペレットのCO2排出量及びリサイクルプラスチックを原料とした成形製品のCO2排出量(カーボンフットプリント=CFP)を算定し、産業環境管理協会の検証を得て「CFP宣言認定製品」の登録・公開を行ったと発表した。
リサイクルペレットは10月9日付、リサイクル成形製品は12月8日付でそれぞれ登録された。

リサイクルペレットは原材料調達から生産段階までを算定対象とし、結果としてリサイクルポリエチレンペレットは単位重量(1kg)当たり0・28㎏―CO2e、リサイクルポリプロピレンペレットは0・24kg-CO2eとなり、環境に優しい低環境負荷材料として示すことができた。団体の平均値でのCFP登録は日本初となる。

<用語の解説>

■CFPとは :Carbon Footprint Productsの略。原材料の調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して商品、サービスに分かりやすく表示する仕組みのこと。