2015年12月18日
農水省、農薬使用での事故・被害調査まとむ
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:農林水産省

農林水産省は18日、「平成26年度農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況」の調査結果を発表した。
同調査によると、事故や被害が29件発生していたことがわかった。このうち多くみられたケースとして、飲料の空容器に移し替えた農薬を誤って飲んだ事故や、土壌くん蒸剤(クロルピクリン剤)使用時に土壌の被覆など作業管理が不適切だったために生じた被害があげられた。

これらの事故等を防止するためには、「農薬やその希釈液、残渣等をペットボトル、ガラス瓶等の飲料品の空容器に移し替えない」、「農薬は、飲食物と分けて保管する」、「土壌くん蒸剤を使用した時は、適正な厚さの資材を用いて被覆を完全に行う」ように指導していく方針である。

同省ではこの調査結果を全都道府県に送付し、農薬の安全使用の指導を徹底するよう求めた。