2000年09月28日
昭和電工、大分エチレン新体制での生産を開始
年間約30億円のコストダウンの顕現へ
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:昭和電工

 昭和電工は28日、大分コンビナートのエチレンプラント効率化工事を完了させ、同日付で旧来の2系列平均(定修・スキップ年平均)75万5,000トンから1系列同60万トン体制での生産を開始した、と発表した。
 今回実施した効率化工事は、1号機(23万1,000トン)を廃棄する一方、2号機(52万4,000トン)を主力装置である分解ガス圧縮機、タービンなどをリプレースし年産60万トンに増設したもので、設備投資金額は合計約70億円。
 今回の新体制により、旧2系列での生産体制に比べ、年間約30億円のコストダウンの顕現を図る。また、現状と比べ約20%の生産能力圧縮となるため、新生産体制の確立により、より確実性が高い需要見合いでの連続フル稼働が可能となる。
 生産能力の詳細は以下の通り。


<旧体制>
    定修年        定修スキップ年
1号機 22万1,000トン 24万1,000トン
2号機 50万4,800トン 54万3,800トン

<新体制>
    定修年        定修スキップ年
    56万9,800トン 63万9,000トン

<参考>
http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/capa/ethylene>エチレン生産能力