2015年12月22日
日化協「保安事故防止ガイドライン 増版」刊行
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

日本化学工業協会は、過去の事故例を“安全対策の教訓”にしようと、このほど「保安事故防止ガイドライン(増版-1)」を作成した。2013年の初版本を見直し、改訂した。石油化学工業協会、石油連盟、化成品工業協会などの関連団体の協力を得た。今後会員各社に配布し、悲惨な事故を絶対に起こさないよう周知徹底を図る。
内容は事故例の解析から分類、緊急対応まで、公開された報告書をベースに第三者の意見も取り入れ保守・点検時に注意すべき点を総まとめした。「安全基盤」「安全文化」にかかわる考えも追加した。

作成にあたり(1)事故そのものは特殊な爆発事例でも、熱交換器の開放点検は化学産業にとっても日常的な作業であるため他の事故事例も加味して教訓とすべき点を列挙した(2)単に事故原因を特定するのではなく、他の事故事例も加味した切り口で、事故の背景にある問題点を切り出した、としている。