2015年12月24日
富士フィルム、画像診断用医薬品、1月新発売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムRIファーマ(本社:東京都中央区、熊野嘉郎社長)は24日、神経内分泌腫瘍(NET)を対象とした診断用放射性医薬品「オクトレオスキャン」(靜注用セット)を2016年1月27日から発売すると発表した。

NETは全身のさまざまな臓器に発生する、神経内分泌細胞に由来する腫瘍で、希少疾患に分類されている。有効な治療法が限られるアンメットメディカルニーズの高い疾患。

「オクトレオスキャン」はNETにソフトスタチン受容体が高頻度で発現しているという特徴を利用し、ソマトスタチンの類似物質であるペンテトレオチドに診断用の放射線同位元素(インジウム)を標識した奏者生物学医薬品。

ソフトスタチン受容体が発現している病変の場所を確認できるため、CTやMRIといった既存の画像診断法と比べ、より精度の高い診断が可能になる。9月に製造販売承認、11月に薬価収載を受けた。
薬価基準は1セット:115,464円


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1450919629.pdf