2016年01月07日
栄研化学、「肺炎球菌」高感度検出キット発売
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:栄研化学

栄研化学(本社:東京都台東区、和田守史社長)は6日、イムノクロマト法による感染症検査キットの新シリーズとして、肺炎球菌抗原キット「イムノキャッチ・肺炎球菌」を1月25日から発売すると発表した。

肺炎は現在、国内死亡原因の第3位となお高く、原因不明のまま、適切な治療が行われないケースも多いところから原因菌の迅速な特定が求められている。肺炎球菌は、市中肺炎の30~50%を占める主要原因菌だが、自己融解酵素を有するため、最近は、培養法に代わりイムノクロマト法による測定が主流となっている。

栄研化学が開発した「イムノキャッチ・肺炎球菌」は、付属の専用スポイトで尿を滴下するだけの簡単な方法で、反応時間15分で尿中の肺炎球菌抗原を高感度に検出することができる。また、2014年12月に発売した「イムノキャッチ・レジオネラ」と操作・判定方法が同一なため、同じ検体から肺炎球菌とレジオネラ属菌2つの検査を行うことも可能となる。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1452062339.pdf