2016年01月07日

岩谷産業とトクヤマ「液化水素設備」倍増へ

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：トクヤマ、岩谷産業

岩谷産業とトクヤマの両社は7日、液化水素製造の共同会社、山口リキッドハイドロジェン（本社：大阪市中央区、廣田博清社長）が、水素需要の増大に対処するため、液化水素設備を現有能力の2倍に拡大することを決めたと発表した。供給開始2017年11月の予定。 山口リキッドハイドロジェンは2011年10月の設立。資本金1000億円（岩谷産業65％、トクヤマ35％）。岩谷産業にとっては3番目の製造拠点となる。 2013年6月にトクヤマ徳山製造所（山口県周南市）内に水素液化器 3,000L/時の液化水素製造設備1系列を完成し、現在稼働中。今回さらに1系列増やして、製造能力を6000L/時に倍増することを決めた。 液化水素は半導体や太陽電池、燃料電池自動車などに使用される、次世代クリーンエネルギーとして期待されている。岩谷産業グループは液化水素製造で国内シェアがほぼ100％。山口での製造ライン増設は、関西電力グループと共同出資のハイドロエッジ社堺工場（2系列）、岩谷瓦斯千葉工場に次いで3番目、5系列目の拠点・ラインとなる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1452141775.pdf