2016年01月08日 |
昭電、微細配線を守るソルダーレジスト新製品開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は8日、100%子会社の日本ポリテック(本社:八王子市、中山隆社長)と共同で、チップ・オン・フィルム(COF)用ソルダーレジストの新製品を開発したと発表した。 従来グレード「NPR-3400」と同様の高い耐電圧・耐熱・耐湿特性を持ちながら、約2.5 倍の屈曲性能を実現した。曲げ耐性に強い絶縁性インクとして、薄型・微細なパターンの保護に適している。 ソルダーレジストは、基板上に塗布して配線回路を外部からの異物や湿気から守る絶縁性インク。薄型テレビやパソコン、スマートフォンなどの液晶ディスプレイは、映像の高画質・高精細化とともに、デザイン性の向上や画面の大型化による圧迫感抑制のためのフレームレス化が進んでいる。 「NPR-3400」は20-30μm のファインピッチ(微細パターン)に対応する電気信頼性を持ち、曲げや折れにも強い。液晶ディスプレイに使用されるCOF向けのソルダーレジストとして世界シェア50%を有する。 一方、新グレード品は、20μm以下の配線回路を保護できる。屈曲の繰り返しなどにも強い。このためさらに薄型・微細なパターンの保護に最適となる。 同社は1月13-15日に東京ビッグサイトで開催される「第45 回インターネプコンジャパン エレクトロニクス製造・実装技術展」の昭和電工ブース(東第5ホールE43-46)に出展する。 【日本ポリテックの会社概要】 ◇本社 :東京都八王子市弐分方町370-1 ◇設立 :1989年7月 ◇資本金:10百万円(昭和電工100%) ◇事業内容 :フレキシブル電子回路基板用レジストインクの開発、製造、販売 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1452226225.pdf |