2016年01月15日 |
カシミヤ繊維偽装防止へ 日本発技術 ISO規格 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経産省は15日、日本が提案した「カシミヤ繊維の試験方法」が国際標準化機構(ISO)で承認され、ISO規格として発行されたと発表した。DNA技術を応用してカシミヤ繊維を正確に識別する技術で、わが国が提案していた。 カシミヤ繊維はカシミヤ山羊からとれる高級な毛で、柔らかくて軽い、上品な光沢を持つなどの特徴がある。 だが高価な一方、消費者ニーズが高いため「カシミヤ100%」などと表示した製品には偽装事例が多い。こうした偽装を防げない最大の理由として、他の素材と識別する方法が確立されていないことが挙げられていた。 今回、日本発「タンパク質分解DNA法」がISO規格として承認されたことで、カシミヤ繊維の偽装が防止され、国際的に公正な取引が促進されることが期待される。 ニュースリリース参照 http://www.meti.go.jp/press/2015/01/20160115006/20160115006.pdf |