2000年09月28日
JPO、川崎のHDPE設備を手直し増強へ
第2号機を年11万トンから13万トンに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン

 日本ポリオレフィン(JPO)は、親会社の一つの日本石油化学の定修時に合わせて川崎工場内のHDPE(高密度ポリエチレン)設備を手直し増強する。
 現在川崎工場で稼動中のHDPE設備は、年産4万5,000トン能力の第1号機と同11万トン能力の第2号機の計2系列。このうちの第2号機の生産能力をデ・ボトルネッキングによって同2万トン分増強するというのが今回の計画。日石化学が10月17日から11月20日までの間、同39万4,000トン能力(定修スキップ年は43万2,000トン能力)のエチレンプラントの定修を実施するのでこの間に同樹脂設備も運休して手直し工事を済ませる予定。
 これによって、同工場の総設備能力は合計17万5,000トンに拡大する。しかし同社では現在大分工場内の生産体制を再構築中であり、このためしばらくは同工場の総生産能力が年間2万トン程度縮小することになる。したがって、当面の両工場を合わせた総生産能力は同33万5,000トンで変動がない。ただし来年春には大分の再構築の工事が全て完了して総設備能力は37万5,000トンになる。