2000年09月27日
電気化学工業、創立85周年パーティ盛大に開く
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:電気化学工業

 電気化学工業は大正4年(1915年)の設立以来今年で85周年を迎え、27日、東京・港区のホテルオークラで盛大なパーティを開いた。
 会場入口で矢野恒夫会長、晝間敏男社長らが出迎える中、化学会社、商社、取引き先企業ら約1,000人の参加者がつめかけ、晴れの同社の創立記念を祝った。
 1916年、大牟田工場でカーバイトの生産を開始して以来青海、渋川と工場を増やし戦前は石灰窒素を中心に事業を拡大してきた。
 戦後は酢酸、酢ビモノマー、塩ビと化学分野にシフト、1962年には自社技術で青海にクロロプレンゴム工場を完成。さらに65年には千葉工場にスチレンモノマー設備を完成し、石化分野に本格進出の足がかりをつくった。
 化学業界は国際化が進む中で競争力強化が課題となっているが、塩ビ事業をはじめセメント、ポリスチレンでは他社とアライアンスを組むなど、経営改善、国際競争力強化に向けてなお積極的な戦略を展開している。