2016年01月21日 |
日立造船など、高機能バイオ複合材料を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO、日立造船 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は21日、日立造船を中心とする産学連携グループが、落葉植物の杜仲(トチュウ)と汎用性バイオポリマー(ポリ乳酸)を混合して高機能なバイオ複合材料を開発したと発表した。 従来脆性が弱点だった市販ポリ乳酸に比べて、耐衝撃性が16~25倍と改質し、石油化学製品と同等の耐衝撃性を実現した。また、引張特性の一つである伸びも約9-30倍と大幅に機能改質した。 今後、世界的に市場拡大が期待されている3Dプリンター用樹脂、成形加工を必要とする自動車や輸送機器の内装、生体材料分野への活用が期待される。 この開発成果は、1月27~29日に東京ビッグサイトで開催される「第15回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」NEDOブースで展示する。 |