2016年01月22日 |
森スチレン工会長「PSの安値海外品 再び流入も」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会の森幸博会長(PSジャパン社長)は22日の定例会見で、この約2年間減少傾向にあったポリスチレン(PS)の海外品安値品の流入が「2016年は再び増加に転じる可能性がある」との見通しを明らかにした。 その理由について森会長は、「東南アジアなどで海外品の価格下落が止まる気配をみせていない」点を挙げ、「PSの海外市況下落が進めば、国内ユーザーの間で、安値海外品に切り替える動きが出てくることが懸念される」とした。とくに「ナフサ市況の軟調がPSの海外品市況下落に影響を与えようとしている」との懸念を示した。 PSの輸入実績は、2014年が5万5000トン、昨年は約4万2000トン(12月は推計)と2年連続減少しており、それに伴い国産品の出荷が増加に転じていた。 |