2016年01月22日
生物研シンポ「組換えカイコと高機能シルク生産」
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:農林水産省

群馬県の富岡製糸場が世界文化遺産に登録されて以来、カイコ産業に人気が高いが、農業生物資源研究所は群馬県との共催で第8回公開シンポジウム「カイコ産業の未来」を1月29日、前橋市大手町の群馬県庁ビジターセンターで開催する。終了後意見交換会。

生物研がこれまでに開発した遺伝子組換えカイコは、遺伝子の基礎研究への利用だけでなく、抗体や検査試薬など医薬品関連や高機能シルク製品の生産などに生かされ、「新たなカイコ産業」として発展しつつある。

公開シンポジウムは「カイコ産業の未来」と題して、組換えカイコの開発の現状や実用化に向けた取り組みを紹介する目的で企画してきた。8回目の今回は「高機能シルクの実用生産に向けて」がテーマ。
農水省農林水産技術会議事務局の鈴木富男室長が「バイオテクノロジーが切り開く未来の農林水産業」と題して基調講演を行うほか、第一線研究者らが「高機能シルクの開発」、「クモ糸シルクの利用展開」など、最新の研究成果を発表する。

参加費は無料(意見交換会:4000円)

問い合わせ先は生物研遺伝子組換え研究推進室