2016年02月03日
東大と理研、イネの高温ストレス耐性を向上する方法を開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所、東京大学

東京大学と理化学研究所の共同研究グループは3日、イネの高温ストレス耐性を向上させる方法を開発したと発表した。

イネなどの植物はストレスにさらされると、これに対する耐性を高めさまざまな遺伝子を発現させる。共同研究グループは高温ストレス環境下のみで働く転写調節因子を導入することで、高温ストレス耐性を高める遺伝子の発現を上昇させることに成功した。

イネの生育に悪影響を与えることなく、高温ストレス耐性を向上させることができる。
今後、地球温暖化による気温上昇や熱波などで農作物の収量低下を防ぐための技術として応用されることが期待される。

同研究成果は雑誌「Plant Biotechnology Journal」2月3日付オンライン版に掲載された。