2016年02月04日
三井化学の子ども実験教室に「触媒学会 教育賞」
【カテゴリー】:行政/団体
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理科大好きになった子どもたち

三井化学は4日、同社の子ども向け化学実験教室などの活動が評価され、触媒学会から「平成27年度教育賞」を受賞したと発表した。表彰式は3月21日、大阪府立大学で行われる。

同社は、従来から小学生を対象にした実験教室を各地で開催してきたが、2006年からは「ふしぎ探検隊」として定着。内容も充実して「酸化・還元」、「酵素反応」、「吸着」など触媒科学を含む18の実験テーマを用意。単なる体験だけでなく、クイズ形式を取り入れるなど表現方法にも工夫をこらした。

「理科が好きになった」という子も増えた。現在は、毎年小学校など30カ所以上で開催し、5000人を超える子どもたちが参加する規模にまで膨らんでいるが、最近はシンガポールや中国など海外にも“遠征”し、現地の子どもちの人気を集めているという。また、触媒関係で20冊以上の専門書籍や、90件以上の雑誌などへの記事の寄稿など、専門分野の教育・啓発にも力を入れてきた。

こうした触媒に関する一貫した取り組みが同学会に評価され、今回の受賞となった。

ニュースリリース参照
〇三井化学 子供向け化学実験教室の取組が評価され「触媒学会教育賞」を受賞
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1454552417.pdf

(英文)
〇Mitsui Chemicals Receives Catalysis Society of Japan Award for Education
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1454552417.pdf