2016年02月05日
デンカ、千葉工場のユーティリティ最適化へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:デンカ

デンカは5日、千葉工場の蒸気・電気などユーティリティを最適化するため、ボイラー設備1基とその発電システムを休止すると発表した。

同工場には現在、スチレンモノマー、スチレン系特殊機能樹脂、樹脂加工製品などのプラント向けに2基のボイラー設備を有し運転しているが、需給バランス最適化を検討した結果、ボイラー1基を休止し、もう1基のボイラーである高効率ガスタービン発電システムから蒸気と電気を各プラントへ供給し、不足する蒸気はエチレンセンターである丸善石油化学から供給を受けるのが最得策であると判断した。丸善石化ともコンビナート全体にとってプラスとなり、CO2削減にもつながるとの見方で一致した。

デンカは今回の取り組みで、蒸気コストの低減やボーラ―の維持・管理費削減など、合わせて約3億円/年の合理化効果が期待できるとみている。引き続き「徹底したコストの総点検」を行っていく方針だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1454640492.pdf