2016年02月05日
旭硝子、M&Aに積極策、5年間に1兆3000億円投資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子は5日、中期経営計画「AGC plus-2017」の進捗状況と、新たに設定した「2025年のありたい姿」を今後の基本方針として発表した。

2015年度の売上高は1兆3,263億円で中計目標に対して未達だったが営業利益は712億円で前年度比増益となった。営業利益に占める各セグメントの割合はガラス18%、電子40%、化学品42%と、バランスのとれたポートフォリオ構造となった。

「2025年のありたい姿」実現に向けては、(1)常にマーケット視点に立つ(2)戦略的M&Aを大胆に行い、持続的成長を図る(3)東南アジアと中東を面でつなぎ、アジア地域の成長を取り込む(4)経営資源の配分にメリハリを付け、資産効率の高い事業構造に転換する、の4点を掲げた。

島村琢哉社長は説明の中で「コア事業が確固たる収益基盤となり、戦略事業が成長エンジンとなって収益拡大を牽引するグローバルな優良素材メーカーでありたい」と強調した。また「そのために2016年から5年間で投資・R&Aに1兆円、さらにM&Aを目的とした3000億円の戦略投資枠を別に設定し、5年間で計1兆3000億円を投資して成長を加速させたい」など、攻めの姿勢を鮮明にした。(第3四半期決算の記事は別掲)


ニュースリリース参照

決算短信
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1454653927.pdf

中期経営計画の進捗状況と「2025年のありたい姿」等について
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1454653927.pdf

コーポレートガバナンス基本方針の制定について
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1454653927.pdf