2016年02月09日

三菱レ、米バイオ企業と化学品技術共同開発

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：三菱レイヨン

三菱レイヨンは9日、米国のバイオテクノロジー企業であるArzeda社（本社・ワシントン州）との間で、化学品製造技術の共同開発契約を締結したと発表した。 Arzeda社は、2008年に設立されたベンチャー企業で、ワシントン大学のデイビット・ベイカー教授の開発した計算化学と合成生物学を用いて高性能かつ低コストな酵素や化学品製造プロセスを開発する技術を保有している。多くの化学企業と提携して各種ポリマーや機能性化学品あるいは生理活性物質の開発を行っている。 三菱レイヨンでは、Arzeda社のタンパク質設計ソフトウェア「Archytas」を活用して三菱レイヨンの化学品製造プロセス開発及び工業化に関する知見を合わせ、三菱レイヨンの化学品製造に使用し得る酵素や微生物菌体を開発する。それらを利用して製造段階における環境負荷や原燃料コストを削減し、既存事業の一層の競争力強化を図る。