2016年02月12日
ミヨシ油脂、ミヨシ石鹸株を売却
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ミヨシ油脂

食用油大手のミヨシ油脂(本社:東京都葛飾区、堀尾容造社長)は12日、持分法適用会社のミヨシ石鹸(本社:東京都墨田区、三木晴信社長)の全保有株式(40%)をミヨシ石鹸に譲渡すると発表した。売却価格は5.5億円。譲渡日は3月30日。

ミヨシ石鹸は1986(昭和61)年、石鹸・洗剤の販売効率化・強化を図るため、玉の肌石鹸(60%)とミヨシ油脂(40%)両社の共同出資により設立。資本金300万円。両社が製造する石鹸・洗剤製品の販売事業会社としてこれまで運営に当たってきた。だが事業環境は厳しく15年度売上高4,032百万円(前期は4,091百万円)、純利益77百万円(同81百万円)と下降傾向にあった。

ミヨシ油脂は今回、全株式を譲渡することがミヨシ石鹸および玉の肌石鹸の再構築にとってプラスになると判断した。販売部門から手を引くが製品の生産に必要な原料供給は続ける。
なおミヨシ油脂は、株式売却益として約430百万円の特別利益を16年12月期第1四半期決算に計上する予定。

ニュースリリース参照
http://www.miyoshi-yushi.co.jp/_userdata/ir/news/20160212motibunhoutekiyou.pdf