2016年02月15日 |
特許庁、ユーラシアとの審査ハイウエイ開始 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:特許庁 |
経済産業省・特許庁は、ユーラシア特許庁との間で2月15日から特許審査ハイウエイ(PPH)を開始する。これにより、わが国がPPHを締結した国・地域は25となる。 日本企業は、このPPHを利用することで、ロシアやカザフスタンを含む旧CIS 8カ国で有効な広域特許を早期に取得することが可能となり、事業展開の円滑化につながることになる。 このPPHは、わが国特許庁またはユーラシア特許庁で、特許可能と判断された出願を対象にするものである。また、わが国特許庁が国際調査機関・国際予備審査機関として、特許性を有するとの見解を示した国際特許出願(PCT出願)も対象となる。 日本企業はこのPPHを利用することで、ロシアや今後経済発展が予想される旧CIS8カ国(ロシア連邦、カザフスタン、キルギス、トルクメニスタン、タジキスタン、ベラルーシ、アゼルバイジャン、アルメニアの8カ国)で有効な広域特許を早期に取得することが可能となり、同地域における日本企業の事業展開の円滑化を図ることにつながる。 <用語の解説> ■ユーラシア特許庁とは :1995年に発効したユーラシア特許条約の業務を遂行する事務局として設立された地域特許庁。旧ソビエトから独立したアルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、カザフスタン、キルギス、モルドバ、ロシア連邦、タルキスタン、トルクメニスタンの9カ国で構成。ウクライナ、グルジアは署名したが批准していない。バルト3国とウズベキスタンは参加していない。 |