2016年02月15日
旭硝子、インドネシア・アサヒマス増強祝い式典
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子
増強工事を終えたアサヒマス工場

AGC旭硝子は15日、インドネシア子会社アサヒマス・ケミカル社(ASC社)アニール工場(バンテン州)で、塩ビ樹脂(PVC)など増強設備の初出荷式を12日に行ったと発表した。インドネシア投資調整庁主催の「輸出拡大と輸入代替投資促進プログラム」イベントの一環として開催された。フランキー・シバラニ投資調整庁長官、サレ・フシン工業大臣ら同国政府首脳や業界関係者ら約370人が出席し増強設備の完工を祝った。

ASC社は1986年設立の大手塩ビメーカーで、現地の需要増大に対処するため2013年から一連の設備増強に着手していた。か性ソーダを年産50万トンから70トン、VCM同40万トンから80万トン、PVC同30万トンから55万トンにそれぞれ拡大する計画。設備は予定通り完工し、
第1四半期から商業生産に入る。

東南アジアの苛性ソーダ及びPVCの市場は、年率5%超の成長が見込まれている。旭硝子はインドネシアのほかタイ、ベトナムにクロール・アルカリ事業拠点を持ち、これらの地域で70%のシェアを有しているが、今後もさらに増大する現地の需要を確実に取り込んでいく方針だ。

■アサヒマス・ケミカル社概要
(1)社名  : アサヒマス・ケミカル株式会社
(2)代表者 : 宮崎 淳
(3)所在地 : (本社)インドネシア・ジャカルタ (工場)同・バンテン州チレゴン
(4)資本金 : 84百万ドル
(5)出資比率: AGC旭硝子 52.5% 三菱商事 11.5%、現地パートナー2社 計36%
(6)設立  : 1986年
(7)事業内容: 苛性ソーダ、二塩化エチレン、塩ビモノマー、塩化ビニル樹脂等化学品の製造販売


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1455518762.pdf