2016年02月16日 |
エーザイ、シスメックスと認知症診断薬包括契約 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:エーザイ |
エーザイは15日、シスメックス(本社・神戸市、家次恒社長)との間で、認知症領域に関する次世代診断薬の創出に向けた包括契約を締結したと発表した。 シスメックスは、臨床検査領域における多彩な専門性やノウハウ、遺伝子・タンパク・細胞の各レベルにおいて、血液中のバイオマーカーの高感度検出に有用な技術を保有している。一方、エーザイは30年以上にわたる認知症分野における創薬活動やアルツハイマー型、レビー小体型認知症治療剤「アリセプト」に関する情報提供活動を通じて培った豊富な経験と知識を有している。 両社は、互いの技術・ナレッジを活用し、認知症の早期診断や治療法の選択、治療効果の定期的確認が可能な次世代診断薬の創出を目指す。診断薬の開発は、エーザイの協力を得てシスメックスが行い、承認取得後はシスメックスが全世界で独占的に販売する。エーザイは、開発・上市マイルストンおよび売上高に応じたロイヤリティを受領するとともに、認知症分野の創薬研究・開発に、次世代診断薬を活用する予定である。 |