2016年02月16日
宇部興産のLiB用セパレータ、トヨタ車に採用
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産、日立マクセル、宇部マクセル

宇部興産は16日、日立マクセルと合弁の宇部マクセル(中井正樹社長)が製造・販売する「高機能・塗布型セパレータ」が、トヨタの「新型プリウス」に採用されたと発表した。2015年12月発売の4代目「プリウス」が搭載するリチウムイオン電池に採用された。

宇部マクセル製のセパレータは、宇部興産のセパレータ原膜と日立マクセルの分散技術および高速塗布技術を組み合わせて生産する。これまでもハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)などの車載用として国内外に多くの採用実績を有する。今回、セパレートの安全性や電池向け特性などがトヨタに評価されたとしている。

宇部興産は、宇部ケミカル工場および堺工場でセパレータの生産能力を増強中で、2017年6月には現有設備の40%増となる年産2億平方メートル能力に拡大する予定だ。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1455596230.pdf