2000年09月26日
「バイオジャパン2000」盛大に開幕
常陸宮総裁“世界の平和と福祉に貢献を”
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:バイオインダストリー協会

 世界のバイオ関係者が一堂に会する、JBA(バイオインダストリー協会)など4団体共催の「バイオジャパン2000」は、26日から3日間の日程で開幕、26日は朝9時半から会場となっている東京・新宿の京王プラザホテル・エミネンスホールで、大会名誉総裁の常陸宮殿下を迎えて盛大な開会式が行われた。
 まず大会組織委員会の山田秀明会長(JBA会長)が「21世紀は輝ける生命科学の時代、この大会を通じてバイオ産業が健全な発展をとげ、世界人類の健康や福祉に貢献できるようにしたい」と挨拶。続いて常陸宮殿下が「今年はメンデルが法則を発見して100年、ヒトゲノムの解明も進んで、新しい記念の年を迎えようとしている。先端的なバイオ技術の発展には目ざましいものがあるが、この大会が多くの新しい出会いを生み出す機会となり、世界の平和と福祉に貢献することを願っている」と挨拶された。
 また、自民党ライフサイエンス推進議員連盟の加藤紘一会長は「バイオは食料、医療、環境というわれわれがかかえている3つの課題解決のキーテクノロジーとして期待されている。国境を越えた協調と健全な競争、市民の理解が必要だが、21世紀の起点となる年にこのような大会が開かれた意義は大きい。これからもしっかり応援していきたい」と述べ大きな拍手を浴びた。
 会場には海外20カ国の関係者ら700人の参加者がつめかけ超満員だった。