2016年02月17日
1月のPVC国内出荷、4カ月ぶりに前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)は17日、塩化ビニル樹脂(PVC)とモノマー(VCM)の1月実績を発表した。
PVCの生産は、14万7725トン、前年同月比10・4%増で10カ月連続の前年比プラスとなった。一部に定修前の備蓄増産があった。国内出荷は、8万837トンで同2・2%減と4カ月ぶりの前年割れ。内訳をみると主力の硬質用をはじめ、軟質用、電線・その他の3用途いずれもマイナス。輸出を含む出荷総計は12万3802トン、3.6%減となった。
一方、VCMは生産24万4956トン(29・0%増)、出荷総計24万6901トン(13・3%増)と堅調に推移。

■宇田川VEC会長「基調は変わっていない」
VECの宇田川憲一会長(東ソー社長)は17日の定例記者会見で、1月の塩ビ樹脂国内出荷が4カ月ぶりに前年割れとなったことについて「昨年10月からの前年比プラスという基調に変わりはない。今後も前年割れが続くということはないだろう」と感想を述べた。一方で「期待した官公需関連は予算は付いたが動きが鈍かった。そろそろ動き出すのではないか」と官公需への期待を膨らませていた。


ニュースリリース参照 (1月実績)

塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1455684163.xls

塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1455684163.xls