2016年02月23日 | |
積化成の「PET樹脂発泡シート」食品容器に | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:積水化成品工業 |
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積水化成品工業のPET樹脂発泡シート「セルペット」が“熱に強い食品容器”素材として注目され、大手スーパーなどで採用が進んでいる。耐熱温度が約220℃と高いため、そのまま電子レンジやオーブンで加熱できる。耐寒性にも優れており冷凍保存と加熱の両方に対応できる。 同社は約10年前、それまでは困難とされていたPET樹脂の発泡技術を開発した。当初は工業用トレーを中心に市場開拓してきた。食品容器は発泡ポリスチレンが主体だった。だが発泡ポリスチレンは手軽さはあるものの、耐熱性が100~110℃のめ電子レンジなどには向いていない。電子レンジやオーブン用はアルミ箔が主流だ。 「セルベット」は、電子レンジやオーブンで加熱調理できるため、グラタン、ラザニアなどのレシピには最適だが、パン焼成容器として利用した場合は、パンの発酵・焼成・包装まで同一容器でできる。「工場で加熱調理したものを家庭でまた加熱するといったように、繰り返し加熱できる。これも長所になります」(同社・広報部)と、今後の伸びに期待している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1456192563.pdf |