2016年02月24日 |
クラレ「二次電池展」に植物由来負極材など |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ、クラレケミカル |
クラレは24日、クラレケミカルと共同で、3月2日ー4日東京ビッグサイトで開催される「第7回 国際二次電池展(バッテリージャパン)」に、植物由来のリチウムイオン二次電池(LiB)用負極材や開発中のバインダーなどを出展すると発表した。 ■出展製品 (1)植物由来ハードカーボン 活性炭事業で得た知見をもとに新規ハードカーボンを開発した。原料にコーヒー殻をはじめヤシ油、大豆、トウモロコシなど多くの植物が利用でき、コスト的にも十分な競争力を持つ。2013年備前市鶴海(岡山県)のクラレ工場内に年産1000トンの量産プラントを完成し、本格稼働中だ。 (2)電気二重層キャパシタ等の電極材用活性炭および開発品 植物を原料とした電気二重層キャパシタ等の電極材用活性炭。商品名「クラレコール」。高度な活性炭製造技術と微粉砕加工技術を活かして開発した。ほかに低抵抗化・耐電圧を向上させた開発品も出展予定。 (3)一液系水系バインダーHA (開発品) リチウムイオンを含有する水溶性高分子からなる電極抵抗低減を志向した一液系の水系バインダー。適度な粘度を有するため増粘剤が不要で、スラリー化工程を簡略化できるなどの特長を持つ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1456280117.pdf |