2016年02月24日 |
富士フィルム子会社、福島に医薬品新工場 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フイルムファインケミカルズ(本社;神奈川県平塚市、加藤正俊社長)は24日、大震災被害から立ち直った、広野工場(福島県双葉郡広野町)内に約28億円を投資して、GMP(適正製造基準)に対応した新工場(第4工場)を建設すると発表した。医薬品中間体原薬の生産能力増強を図る。2016年4月に着工し、2017年末稼動開始の予定。 富士フイルムファインケミカルズは1951年の創立。写真感光材料技術を生かして高機能化学品事業を展開。97年には広野工場にGMP対応設備を導入し、医薬品中間体・原薬、治験薬の生産を開始するなど事業を拡大してきた。 2011年の東日本大震災では大きな被害を受けた。その後復旧に努め、2012年には医薬品中間体や治験薬などを生産する第2工場を新たに立ち上げた。さらに第3工場を建設、今回4番目の新工場計画となった。ビジネスの拡大とともに地域の復興や活性化にも貢献していく方針だ。 ■ 新工場の概要 工場名 広野工場 第4 工場 建設場所 福島県双葉郡広野町上北迫字岩沢1-34 投資金額 約28億円 生産品目 医薬品中間体・原薬 主要設備 10,000L 汎用釜、2,000~10,000LのGL 釜、クリーンルーム(クラス100,000 相当)など 延べ床面積 1,483㎡ 稼動開始 2017年末予定 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1456280063.pdf |