2016年02月26日 |
NEDO、イタリアで初実証、日本技術送電システム |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東芝、NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は25日、イタリア経済振興省・新技術エネルギー環境局(ENEA)と共同で、自励式交流・直流変換器の普及に向けた省エネ実証事業を実施することで合意し、基本協定書(MOU)を締結したと発表した。 日本独自の高電圧直流送電(HVDC)システム向け自励式交流・直流変換器を設置し、同技術の優位性と省エネルギー性能の検証を行う。NEDOにとって同国初の実証事業となる。 欧州では電力安定化・系統強化、再生可能エネルギー拡大に対処するために、大電流送電が可能なHVCDシステムの普及に期待が高い。 NEDOでは同事業を東芝に委託し、2年間実施する。日本の独自技術によるHVDCシステム向け自励式変換器をENEA のCasaccis研究所に設置し、技術の優位性や省エネルギー性能を検証する。 同実証事業の成果をもとに、今後は同変換器が強みを発揮できる洋上風力発電向けに普及拡大を目指す。 |