2016年03月01日
出光興産、国内最大級 地熱バイナリ―発電所着工
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は1日、100%子会社の出光大分地熱(竹中照雄社長)滝上事業所で、バイナリ―発電所の建設を開始したと発表した。

同事業所は1996年、九州電力滝上発電所の操業開始以来、出力25,000キロワットに相当する発電用蒸気を供給してきた。2010年には九州電力の27500KWへの出力増強に対応するなど19年間にわたり国内トップクラスの高い設備利用率の維持に貢献してきた。今回、同敷地内に出力5,050KW(年間3,100万Kwh)と国内最大級のバイナリ―発電所建設に着手した。2017年3月の稼動開始を目指す。

バイナリ―発電とは、加熱源よりも沸点の低い媒体を蒸発させ、その蒸気でタービンを回す発電方式のこと。低沸点媒体を用いることで、従来の地熱発電では活用できなかった低温の媒体(蒸気・熱水)での発電を可能にする。