2016年03月07日
中外製薬、アトピー性皮膚炎新薬、米学会発表
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬は6日、アトピー性皮膚炎を対象として開発中の新モノクローナル抗体nemolizumab(CIM331)の第2相国際共同治験の成績が、アメリカ・ワシントンDCで開催中の米国皮膚科学会年次総会で公表されたと発表した。

第2相国際共同治験では、中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者264人を対象に、CIM331 の有効性及び安全性について検討を行った。その結果、12週時における有効性と安全性が確認されたため、その試験結果を米学会で発表した。

「CIM331」は、Itch-scratch(かゆみとかきむしりの悪循環)の遮断による、皮膚炎の改善をコンセプトに開発された新しいメカニズムの新薬候補として注目されている。