2000年09月21日
PPフィルムの出荷、8月は両品種とも再び前年超え
食品包装用が好調、累積もともに前年を上回る
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会

 日本ポリプロピレンフィルム工業連合会は21日、OPP(PP延伸フィルム)とCPP(PP無延伸フィルム)の8月の出荷実績をまとめた。それによると、OPPの総出荷量は9社合計で1万8,970トン、CPPは同じく9社合計で1万922トンとなっている。これを前年同月の実績に比較すると、OPPは3.7%増、CPPは4.1%増となる。
 PPフィルムの7月の出荷量はめずらしく両製品ともに前年同月を下回り、このためその後の動向が注目されていたが、8月は再び元の成長軌道に戻った。これには、食品包装用の需要の好調が大きく寄与している。中でもOPPの食品向けは7.4%もの高い伸びを遂げている。
 この結果、両製品とも1~8月の累計も前年超えとなった。特にCPPは5.1%増という高率成長になっている。OPPのうちの食品用は10万6,373トンで前年同期比104.5%、内需計は15万1,442トンで同102.0%、輸出は6,285トンで同112.3%、出荷合計は15万7,727トンで同102.4%となっている。一方のCPPの食品用は7万7,277トンで同104.1%、内需計は9万976トンで同105.8%、輸出は979トンで同96.2%、出荷合計は9万1,955トンで同105.1%ということになる。
 両製品の8月の出荷の詳細は別表の通り。

http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000opp.html">2000年OPPフィルム出荷実績(表)
http://www.c-nt.co.jp/data/po/2000cpp.html">2000年CPPフィルム出荷実績(表)