2000年09月20日 |
環境庁、来年度の環境省の重点施策まとむ |
総額3,616億円の予算を大蔵に要求 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:環境省 |
環境庁は来年1月に発足する環境省として取り組んでいく2001年度の重点施策をまとめ、このための予算を大蔵省に要求した。 現在の環境庁と厚生省とが環境省として再発足後に実現を目指していくことにしている来年度の重点施策は(1)環境立国を支える社会構造改革・技術革新(循環型社会への構造改革、地球を守る技術革新)(2)直面する課題の解決に直結する政策に向けた改革(地球とアジア太平洋地域の環境安全保障への道の開拓、国民の安全・安心の確保)(3)国民の期待に応えうる環境行政組織への改革--の3点。 (1)のテーマの中では(a)循環型社会形成の推進の一つとしてリユース・リサイクルの輪の整備(b)国民・NGO・事業者の自主的環境保全活動の促進(c)循環型、省CO2型社会に向けた技術開発--などに、また(2)の政策課題の中では(a)温室効果ガス削減のための国内担保システムの確立等地球環境対策の強化(b)化学物質対策の充実強化--などに特に力を入れていく構えだ。 要求予算額は一般施策向け993億円、公共事業向け2,623億円の合計3,616億円。うち、循環型社会への構造改革費としては2,495億円(うち、リユース・リサイクルの輪の整備費26億円)が、また化学物質対策の充実強化費としては32億9,200万円がそれぞれ計上されている。 |